財団案内

私が代表取締役を拝命しているサカタのタネグループは、創業以来100年を超えて、新たな価値を生み出し、大きな変化を起こす＜革新＞を求め仕事に取り組んできました。
遠い未来に向けても、サカタのタネグループが世界各地の異なる文化や風土に適し、安定的に栽培できるタネを研究開発・生産・販売していくことに、不断の努力が求められることはいうまでもありません。

一方、世界では、地球温暖化や地政学的なリスクだけでなく、貧困、飢餓、難民など、社会課題が山積しており、また、その課題は時代とともに急速に変化しています。そして、世界が直面している社会課題は非常に深刻な状況であります。

世界的な農園芸業の課題解決に向け、研究・技術開発を加速させ、さらに、それらに取組む人材の育成が必要と感じ、サカタアグリ財団を設立いたしました。わたしは、サカタアグリ財団の活動を通じ、日本のみならず世界各国の農業の研究・開発が発展し、世界で生活する人々の心と体の栄養が満たされる世の中に繋がるよう、取組みを進めてまいります。